カウンセラーのリコカツ

〜私の見た真実〜

妻の話を聞いているだけのつまんない夫

人間関係の基本は相手の話をまず聴くことから始まると言われますが、それを鵜呑みにした私は、ジャッジせず相手の話を黙って聞くことで上手くいくと思ってしまいました。

 

女の人は特に、ただ聴いて欲しいだけだからと本にも書いてあったりしますから、自分の意見があっても言わず、結論を言うのはもってのほか。

 

何だそんなことかと簡単に考えてしまうと大間違い。

 

黙って聴いて、うなずき、最後まで話を聴くと

 

「で、どう思う?」

 

「えっ、どう思うって。。。」

 

何も考えていなかった私は

 

「いいんじゃない。いいと思うとそれで。」と言うと

 

「なんか意見ないわけ?」と意外な反応に、聴いてるだけで満足するんじゃないの?と疑問だらけでした。

 

聴いてるだけで全て上手くいくと思っていた私は、現実は全然違うじゃねえか!と教えてくれた人たちを本気で恨みました。

 

そんな綺麗ばかり言って、偉そうなこと言ってんじゃねぇよと思いは募り、誰も信用できなくなりました。

 

夫婦関係が悪化しただけだから、本気で金返せとも思いました。

 

現実レベルで使えないスキルを教科書通りに教えるのが、大多数の先生です。

 

これ現実なので、実際やってみて検証するしかないです。

 

そんなこと聞かきゃよかったとさえ思いました。

 

そんな悶々とした中、カフェで一人本を読んでいると、ママ友の会合を目にしました。

 

そこでの光景には正直驚きました。

 

誰かが話していると、みんな興味津々で

 

「本当に~なんでそうなったの~ひどいね~」とオーバーリアクション

 

話している人もヒートアップし、どんどん話は盛り上がるばかり

 

そして話をお互いがかぶせまくり

 

自分にとってはどうでもいい話なので、正直そんなオーバーリアクションなんて無理無理。

 

絶対にできません。

 

しかしその時、ハッとさせられ

 

「聴いている人は全然黙って聴いてないじゃん!」と思いました。

 

妻からず~と「あんたと話しててもつまんないね」と言われ続け、黙って聴いてても「意見はないの?」と話はストップ

 

ママ友のコミュニケーションは、自分が思い描いていたものと全く違っていました。

 

話題提供をすることもなく、面白い話ができるわけではない。

 

コミュニケーションってお互いのエネルギー交換なのにもかかわらず、一方通行だったことに気づかされました。

 

仕事から帰ってきて疲れ果てているところに、話す気力を失い黙って聴いてりゃ上手くいくなんてことはないですよね。

 

さらに話題提供さえもしなければ、「一緒にいる意味なんなの?」と言われるのはごもっとも。

 

エネルギーが無限にあって欲しいものです。

 

でも、黙って一人でスポーツニュースを見ていたい。。。これ本心です。

 

じゃぁ独身でいいじゃんと突っ込みたくなりますが、誰かそばにいて欲しいと本音を言うと本気で後ろから刺されます(笑)

 

自分の時間がほしいと言うくせに、誰かそばにいてほしいというわがまま。

 

このせめぎあいの中で、どうバランスをとっていくのかは、本当に難しさを感じます。

 

本当に。

 

でも、もっと根本的な問題は

 

相手の話に興味を持たない、話を聴く余裕がないのか原因なのかもしれません。